iTools VoiceChanger 2の基本的な操作をご説明します。
メインパネルの使い方
ピッチと音色の値を調節して、声を高くしたり低くしたりしてください。
ピッチはx軸(左右)、音色はy軸(上下)。
ポインタを右に移動させると声が高く、逆に左に移動させると声が低くなります。
ポインタを上に移動させると高音を強調したクリアな声に、逆に下に移動させると低音を強調した篭った声になります。
右上にカーソルを移動させるとより高音を強調した高い声なり、左下に移動させると低音を強調した低く篭った声になります。
音声比較(コンパレーター)の使い方
1) 似せたい声のサンプル音声(0.5〜8秒)を.wav形式で作成します。なるべく特徴的でハッキリ聞こえるものを用意してください。メインパネルの[音声比較]をクリックして、音声比較ウィンドウを開きます。
2)音声比較ウィンドウの画面上段にある[+]ボタン(新しい人物を追加)をクリックして、ボイスインポートウィンドウを開き、名前の欄の右端にある[▼]をクリックして、用意しておいた.wav形式のサンプルを選択します。フレーズの欄は、サンプルが発声しているセリフを入力する欄です。セリフを正確に入力する必用はありません。現在半角英数文字にしか対応していないため、音声のフレーズをローマ字で入力するか、適当な文字・数字を入力して[インポート]ボタンをクリックしてください。
3)音声比較ウィンドウに戻り、画面上段の名前の欄で、読み込んだサンプルを選択したら、[→]ボタン(人物の声を聞く)をクリックで確認してください。音声比較(ボイスモーファー)は、サンプルの音声と同じセリフをモノマネするように発声する必要があるので、これでセリフやイントネーションなどを覚えてください。
4)次に画面中段にある[○]ボタン(自身の声を録音)をクリックして、マイクに向かいサンプルと同じセリフを発声してください。この時、モノマネをするような感覚で、声の高さやイントネーションをサンプルになるべく近い状態になるように発声してください。録音は数秒後に自動で停止します。
5)録音が完了すると画面下段に2つのボタンが表示され、サンプルに近い声にするトーンや音色の値が表示されます。この値を保存したい場合は[保存]ボタンをクリックします。保存せずにメインパネルに反映させたい場合は、[OK]ボタンをクリックしてください。[◎]ボタン(最適な類似を自動選択)をクリックすると、音声比較ウィンドウの設定を、表示されている値に自動で調節するので、画面中段の再生ボタンをクリックで、録音した音声にボイスチェンジを適用した状態で聞くことができます。
6) 最終的には音色とピッチと詳細チューンの微調整、イコライザーでの周波数調整などを行って、好みの音声にしてください。